研究テーマ

5.高齢者虐待予防に関する基盤研究

近年、世界一の超高齢化社会を突き進む我が国の高齢者世帯は、2013(平成25年)現在、全世帯の4割強を占めており、高齢者を支える生産年齢人口のますますの減少化で高齢者介護の支え手は減少の一途です。こうした高齢化社会に伴い、養護者による高齢者虐待は2006年に「高齢者の虐待防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律(以下、高齢者虐待防止)」が施行以降も増加しています。そこで、当研究室では、公衆衛生看護学における健康危機管理としての高齢者虐待について、高齢者がその養護者とともに健康に社会生活ができるよう、また、地域社会が、高齢者と養護者の置かれている状況を理解することで、健康な地域づくりのきっかけとなることを目標として、大阪市と共同研究し、高齢者虐待等の研究も実施しています。

高齢者虐待予防に関する基盤研究の業績