基本情報

教育方針

学部教育

• 高齢者の健康と生活上のリスクを回避し、生活機能向上をはかる積極的なケアを考える学習機会を提供したいと考えています。
• 教育科目は老年看護学概論、老年看護援助論、老年看護学演習、老年看護学実習Ⅰ・Ⅱで構成され、これらの科目間の関連性を重視し、一貫性のある教育を行っています。老年看護学概論では老年期の特徴や加齢に伴う心身の変化、高齢者・家族ケアにおける看護の役割、具体的な看護活動などを概観します。老年看護援助論と老年看護学演習では、生活機能モデルを用いた看護過程の展開、アクティビティ・ケア、生活環境の支援など、高齢者看護の基本的な考え方や方法を実践的に学習します。老年看護学実習は介護保険施設の入所高齢者を対象に、学内で学習した内容を実践し、評価します。

大学院教育

• 高齢者の健康や生活上の課題解決と生活機能向上を目指し、高齢者の心身機能や高齢者を取り巻く環境の評価、看護介入に関するテーマを定め、研究を行います。
• 研究課題の明確化、文献の批判的検討、研究方法の検討、研究計画書の作成、データ収集・分析、論文作成を行います。

研究指導

• 大学院生の主体的な学習を重要視します。相談の上で大学院生が作成した学習計画（論文作成スケジュールを含む）に沿って研究指導を行います。

研究について

概要

• 高齢者の健康状態や生活状況に関する実態調査、高齢者を対象とする支援の効果を検証する研究を中心に行っている。

主な研究内容

• 研究テーマ名：看護・介護職者による高齢者のシーティングに関する研究

• 研究テーマ名：認知症高齢者の生活環境の支援に関する研究

主要な著書・論文

• 白井みどり：基本動作と環境のアセスメントと看護, 系統看護学講座専門分野Ⅱ 老年看護学（北川公子編著）, 138-147, 医学書院, 2014.
• 白井みどり，佐々木八千代：重度認知症高齢者への環境づくり，PEAPにもとづく認知症ケアのための施設環境づくり実践マニュアル(児玉桂子他編). 145-156, 中央法規出版, 2010.
• 北村有香, 白井みどり他：施設入所高齢者の車いす座位姿勢における下肢周径の経時的変化. 老年看護学, 17(1):91-97, 2012.
• 佐々木八千代，白井みどり他：普通型車いすからモジュラー車いすへの変更による認知症高齢者の姿勢と行動の変化. 日本認知症ケア学会誌, 10(3):348-355, 2011.
• 白井みどり他：普通型車いすから椅子への変更による認知症高齢者の座位姿勢とその修正に関連する行動の変化. 日本認知症ケア学会誌, 9(3):564-572, 2010.

スタッフ