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基礎看護学
- Fundamental Nursing

基本情報

学域名 基礎看護学
Fundamental Nursing
連絡先 森木ゆう子准教授 TEL:06-6645-3549 E-mail: moriki.yuko@nurs.osaka-cu.ac.jp
細名水生准教授  TEL:06-6645-3547 E-mail: hosona.mio@nurs.osaka-cu.ac.jp
ホームページ 準備中
概要  基礎看護学領域では学部教育において看護学の基礎となる科目を担当しています。基礎看護学の科目には7つの講義演習科目「基礎看護学概論」「看護人間論」「看護過程論」「基礎看護学演習1」「基礎看護学演習Ⅱ」「基礎看護学演習Ⅲ」「フィジカルアセスメント」と、「早期体験実習」「基礎看護学実習」の2つの臨地実習があり、これらの科目における学習を通して看護実践の基盤を構築することを目的としています。
 大学院前期博士課程では「基礎看護学特論」「基礎看護学援助論」「専門演習」「特別演習1」「特別演習Ⅱ」「看護管理学」を担当し、後期博士課程においては「生活看護支援システム特講」「後期専門演習」「後期特別演習1・Ⅱ・Ⅲ」を開講しています。大学院博士課程では研究の基礎力を養い、看護の発展に寄与する人材育成を目指しています。
 基礎看護学教育では、看護職者としての生命と人間の尊厳を尊ぶ豊かな人間性を涵養すること、また学問への探究心や物事を論理的に考える思考力、問題解決能力を育成することを大切にしています。

教育方針

学部教育

  • 基礎看護学の講義科目と演習科目では、基礎的な看護理論と看護の主要な概念の理解ならびに対象の理解と対人関係のあり方、基本的看護技術と対象者への適用方法の習得、さらに倫理的な判断をするために看護倫理を学びます。
  • 臨地実習では実際の医療場面で既習の知識と技術を活用し、看護の実践力を養います。
  • そして学習を通して自ら学ぶ力を涵養し、看護職者に求められる姿勢と態度を培います。

大学院教育

  • 基礎看護学では看護教育学と看護管理学の専門知識を深めるとともに、教育学、教育工学、教育心理学をはじめとする関連学問分野の理論や知見を学ぶことを通して、研究を進めるために必要な広い視座と探求力を培います。
  • また科学的問題解決のための研究方法を学び研究基礎力を習得し、これらの研究基礎力を活用し基礎看護学分野の発展に寄与する研究者、看護実践者を育成します。

研究指導

  • 前期博士課程では、研究課題の設定から調査の実施方法、解析、論文作成までの一連の研究プロセスを通して研究基礎力を習得すること、また研究者として必要な研究倫理の基礎知識を理解し、研究倫理を遵守し研究を遂行するよう指導します。
  • 後期博士課程においては、各自の研究課題の設定から課題解決のプロセスを通して、各自の専門性と実践力をさらに高め、教育者、研究者、実践者として基礎看護学の発展を牽引していける人材を育成することを教育の目的としています。

研究について

概要

【細名水生准教授】
  • 看護の視点から人の健康の維持増進につながる研究を目指して日々取り組んでいます。主に、交代制勤務に従事する看護 師の心身の健康の維持増進に寄与する研究に取り組みつつ、看護技術のエビデンスの検証、看護学生の学びに関する研究、看護学生の生活習慣と心身の健康、米国在住日本人のQOLなどの研究にもこれまで取り組んでいます。基礎看護、看護教育、看護管理の分野に対して健康科学の側面から幅広い視野で研究に取り組み、成果を還元できるように努めています。
  • 研究内容詳細 https://research-soran17.osaka-cu.ac.jp/html/100001709_ja.html

【森木ゆう子准教授】
  • 患者と家族の特性・看護師の能力・システムの相互関係から家族援助の全体像を解明し、患者家族だけでなく看護師も満足できる質の高い家族援助のあり方に関する研究に取り組んでいます。
  • 看護師の倫理的問題への対応能力を修得するための教育方法を検討する研究に取り組んでいます。

主な研究内容

【細名水生准教授】

  • 研究テーマ名:交代制勤務に従事する看護師の睡眠と疲労に関する研究
概要  夜勤を伴い不規則な生活を送る交代制勤務に従事する看護師は、心身の健康への影響を伴いやすく、光環境などに着目して看護師の健康の維持増進につながる研究に取り組んでいます。
  • 研究テーマ名:看護技術のエビデンスの検証
概要  看護技術のエビデンスの検証について積極的に取り組んでいます。これまでに実施したものは血圧測定、足浴の技術の検証、アロマセラピー、マッサージ、癒しの映像などのリラクセーション効果の検証です。
  • 研究テーマ名:看護学生の生活習慣と心身の健康、学びの状況に関する研究
概要  看護学生の生活習慣と心身の健康に関する研究で、これまで睡眠や食習慣に着目して心身への影響について取り組んでいます。さらに、看護教育において、看護学生の実習の学びに関する研究や臨地実習を経た進路への影響などの研究にも取り組んでいます。

【森木ゆう子准教授】

  • 研究テーマ名:患者家族の特性・看護師の能力・システムの相互関係に関する研究
概要  救急患者の家族とその担当看護師を対象として、家族援助場面の参加観察と家族・看護師に面接を行い、患者家族の特性・看護師の能力・システムの関係を明らかにする研究を行っています。
  • 研究テーマ名:看護師の倫理的行動に関する研究
概要  救急患者の倫理的問題への対応能力を修得するための教育方法を検討する研究に取り組んでいます。

主要な著書・論文

  • 細名水生, 上杉裕子, 關戸啓子:日中短時間仮眠の光環境が若年女性の気分状態と作業効率へ与える影響, インターナショナルNursing Care Research, 15(2), 103-111, 2016
  • 見谷貴代, 小宮菜摘, 築田誠, 細名水生: 短時間のハンドマッサージによる生理的・心理的効果の検証-実施時間の差異によるランダム化比較試験-, 日本看護技術学会誌, 17, 125-130, 2018
  • 田中杏奈, 細名水生, 看護系大学生のキャリアコミットメントと実習の感想との関連-基礎看護学実習と領域別実習に着目して-, インターナショナル Nursing Care Research, 19(2), 77-86, 2020
  • 岡美穂, 築田誠, 細名水生: 看護学生の睡眠の質に影響を及ぼす生活習慣の要因-アクチグラフを用いた検討-, 日本医学看護学教育学会誌 27(2) 36 – 44, 2018
  • 細名水生:第6章与薬の技術, 注射法, Ⅰ. 皮下注射, Ⅱ. 筋肉注射, 三木明徳監修, 三谷理恵, 澁谷幸, 荒川高光編集, 人体の構造からわかる看護技術のエッセンス, 医歯薬出版, 2019
  • 森木ゆう子,明石惠子:救急外来における2事例の患者家族の特性・看護師の能力・システムの関係,日本クリティカルケア看護学会誌,13 ( 1 ),59 – 64 ,2017
  • 森木ゆう子,明石惠子:救急患者の家族に対する看護師の援助の意味,日本救急看護学会雑誌,13 ( 2 ),10 – 18 ,2011
  • 森木ゆう子:クリティカルな状態にある患者の家族の体験,新体系 看護学全書 急性期看護:クリティカルケア(明石惠子編著),ヂカルフレンド社,2017

スタッフ

准教授 森木 ゆう子
細名 水生
講師 冨澤 理恵
特任講師 重見 雅子
その他 石井 雪美(実習・演習サポート)
紙森 優子(非常勤講師)